VMnet1とVMnet8の整理
VMwareのデスクトップ製品を使用していると、外部ネットワークとの接続方式の選択/設定に毎回とまどう割に場当たり的に済ましてきたしまった、これまで。VMware Workstation Proが標準インストールされるPCを配布されるような会社に入ったので、ここらでVMnet1とVMnet8あたりを整理。
VMware Workstaion ProをインストールしたWindowsでLANアダプターを見ると、ローカル エリア接続* 1などの通常のセットワーク接続に使用するアダプターとは別に、
といったアダプターが見られる。(↓)
これは、ホストOS(今回の場合はWindows)とゲストOSをネットワーク的に接続するためのホストOS側のネットワークアダプター。仮想マシン側のネットワークアダプターとは(イメージとして)10BaseTケーブルなどで物理接続されていると考えればよく、適切なIPアドレスをゲストOSに設定するとホストOS⇔ゲストOS間の通信ができる、というのが基本的な考え方。
ホストOS側のアダプターが複数あるのは、外部ネットワーク(ゲストOSから見たとき、ホストOSの向こう側)との接続方式を、アダプターの選択で切り替えられるようにしているから。つまり、デフォルトの状態では、ホストオンリーとNATという接続方式が有効になっているからそれぞれ専用のVMnet1(ホストオンリー)、VMnet8(NAT)がある。
だから、
- ホストOSと通信できれば良い、外部ネットワークとは繋がない、というときには、上記引用画像でいうと、VMnet1(192.168.174.1)と通信すればよいので、ゲストOS側ネットワークアダプターに192.168.174.2~192.168.174.255というIPアドレスを指定すればよい。
- 外部ネットワークとも通信する必要がある場合には、同じく上記画像でいうと、VMnet8(192.168.234.1)と通信すればよいので、ゲストOS側ネットワークアダプターに192.168.234.2~192.168.234.255というIPアドレスを指定すればよい。
ということになる。
ちなみに、ホストオンリー、NAT以外に
- ブリッジ
- カスタム
- LANセグメント(ゲストOS同志の接続のみしたい場合)
というのもあるが、考え方は基本的に同じ。
以上。
2019/10/16